数日後、授業が終わった後、私は家に帰る途中でドラッグストアに寄った。お母さんから買い物を頼まれていたためだ。
(えっと、ヘアブラシは……)
ヘアブラシをカゴに入れる。そして後ろを向けば、メイク用品がたくさん並んでいた。知らないブランド名が並ぶ中、アイシャドウや口紅が煌めいている。
『伝説の美容系インフルエンサーKanonさんが紹介してくれました!!』
そんなポップが貼られている化粧品もある。私は目の前に並んだ口紅を見つめた。同じ赤の口紅でも、明るいものから暗いものまでたくさんある。
「こんなにたくさん種類があるんだ……」
そうひとりごとを呟いたその時、「歌川さん?」と話しかけられる。肩がびくりと震え、振り返ると渉くんが立っていた。心臓の鼓動が一気に早まる。
「あ、有栖川くん!お買い物?」
「うん。姉ちゃんからメイク落とし頼まれて」
渉くんの持っているカゴには「クレンジング」と書かれた容器が入っている。それをジッと見ていると、渉くんは口紅に目を向けた。
(えっと、ヘアブラシは……)
ヘアブラシをカゴに入れる。そして後ろを向けば、メイク用品がたくさん並んでいた。知らないブランド名が並ぶ中、アイシャドウや口紅が煌めいている。
『伝説の美容系インフルエンサーKanonさんが紹介してくれました!!』
そんなポップが貼られている化粧品もある。私は目の前に並んだ口紅を見つめた。同じ赤の口紅でも、明るいものから暗いものまでたくさんある。
「こんなにたくさん種類があるんだ……」
そうひとりごとを呟いたその時、「歌川さん?」と話しかけられる。肩がびくりと震え、振り返ると渉くんが立っていた。心臓の鼓動が一気に早まる。
「あ、有栖川くん!お買い物?」
「うん。姉ちゃんからメイク落とし頼まれて」
渉くんの持っているカゴには「クレンジング」と書かれた容器が入っている。それをジッと見ていると、渉くんは口紅に目を向けた。



