本城さんに私が勝てるところなんてなく。 もしかしたら今日、本城さんのこと好きになっちゃうんじゃ……。 不穏な考えだけがただ過ぎる。 「もー、なんだよ私の馬鹿野郎、気づくの遅すぎ、本城さんに取られちゃう!」 でもさ、よく考えてみると、本城さんと京の想いが通じ合ったとして、京と同棲してる私ってもしやすごく邪魔な存在なのでは……? ……マジかぁ。 うーん、悩ましい。 いっそ距離置くべき……? でもそれもどこまで持つか……。 そのとき。 ——ガチャ 扉が開く音がした。