そう自覚した途端。
一気に思いが溢れ出す。
嫌だ。嫌だ。行かないで、嫌だ。
私じゃなくて本城さんのことが好きなの?
仕方なさそうにスマホを取り出す京。
もう自分が馬鹿すぎて笑えてくる。
私京のことちゃんと好きだった。
どうしよう、京が本城さんのことが好きになってしまったら。
それを知っていながら一緒にいることなんて私には出来ない。
ましてや一緒に住むなんて論外。
ズキンズキンと胸が痛む。
京だってこんな醜い気持ちでいる女なんて嫌なはず。
あぁ、やだな。
自分の全てが醜く思えてくる。
童顔で、それなりに可愛い顔だけど、それだけ。
本城さんはスッと通った鼻立ち、ぱっちりした目、明らかに恋してるんだなって顔。


