「あ"?」 そんな私の言葉が京に刺さったらしく。 つい先程までの寝起きのとろんとした目はどこに行ったのかと思うほど睨みつけられる。 「すぐ怒らない」 「あ"ぁ?」 「京。怒らない」 手で京を制する。 でも意味はない。 手は抑えつけられ、身動きが取れない。 「はぁ」 朝からの京の猛攻に思わず溜息が溢れた。 途端に京が泣きそうな、怒っているような、不安そうな顔に変わる。 「俺のこと、嫌いになった?」 だから私は、京のことをつい甘やかしてしまうんだろう。