痛みのあまり顔をしかめるけど、そんな私は気にせずどんどん前に進む京。

手は握られたまま。
ちょっと、、、、本当に痛い、、、。
痛みに耐えつつも京に続く私。

見慣れた風景が目に映る。

きょ、今日どうしよう、、、、、。

あっという間に家に着き、玄関に入った瞬間ー

ぎゅっと抱きしめられた。

ほどかれな手は赤く痕がつき、熱を持ってジンジンと麻痺する。

「今日話した男の人数は?」

耳元で話される言葉にぞくぞくしながらも答えた。

「よ、4人、、、」

「5人でしょ?なんで嘘つくの?」

まただ。京は知ってるの聞いてくる。

「嘘じゃない、、、、」

そもそも話した人数とか覚えてないよ、、、、。

「峰間、佐々木、米岡、宮口、クソ担任。ほら、5人でしょ?」