きょ、京、、、。

なんで、ここに、、、。

「帰ってくるのがこんなに遅かったこと?俺のメール全部無視したこと?」

ど、どっちもなんだけどさ、、、っ。

「い、いつから聞いてたの、、、?」

「最初から。あんまりにも遅いから迎えに来たんだけど、、、他の男とはなしてないよね?」

「は、話してない話してない、、、」

「嘘だね」

え、、そういえば、担任の先生とは話したけど、、、。日誌提出する時に男の先生と挨拶しただけなんだけど、まさかそれもカウントに入らないよね?


「いや、、その、、、」

言い訳が見つからない、、、。

「早く帰るよ」

何も言えなくなった私にしびれを切らしたのか、ぐいっと手を引っ張って歩き出す京。

痕ができるんじゃないかってぐらい強く握られて、ジンジンと痛み始める右手。


ちょっと、、、!ほんとに痛い、、!


けれど離してとも言えず。

そのままされるがままに連れて行かれた。