口から唾液が零れ落ちる。
早く飲み込めとでも言うように喉をトントンと軽く叩かれる。

必死の思いで全て飲み込むとまた流し込まれてくる唾液。

「も、むりっ、、、、んぐっ、、、、!?」

息が、、、、苦し、、、っ。


「早く、、、、飲んで、、、、?」


あぁ。今日の京はすごい不機嫌だ。

や、ばい。まずい。理性を保っているうちになんとかしないと。

「ねぇ。なんでメール無視したの?」

耳たぶを甘噛みしながら耳元で呟く京。

「ひゃっ、、、」

くすぐったい、、、。

京の舌先の刺激と、耳元で話される声に脳がじんじんと甘く痺れる。

「なんでって、、、んっ、、、気付かなく、、、んっ、、!?」

話すたびに唾液が流し込まれてまともに話せない。