「わ、私、課題片付けてくるね!」

京から逃げるように離れる。

この京との共同生活用の家に私の部屋はない。京が私の行動を見張るためなんだって。

お風呂と寝室は繋がっていて、この二部屋だけ扉がある。他の部屋は扉という扉が何もない。

構造も変だけど、そうしないと京が落ち着かないから仕方ない。

寝室に入り、課題を片付けるといって持ってきた課題は投げ捨て、ベッドに仰向けに倒れ込む。

つけられた手を上にかかげてため息をつく。


外してくれないかな、、、、。


不便だし、何もできないよ。



すると、体の上にのしかかる重み。

な、何、、、!?



「外して欲しい?」


上を向くとー

京が私の上に押し倒すような感じで乗り掛かっていた。