恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

今日、三度目のキス。

「……な、凪翔、くん」

凪翔くんはわたしから離れると、自分の唇を触りいたずらっ子っぽく微笑んだ。

「これで、しばらくは二人とも我慢だね」

「……〜〜っ」

わたしも自分の唇を抑えながら、真っ赤になる。

凪翔くんとわたしのバッグには、イルカのキーホルダーが静かに揺れていた。


【E N D】