恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

「う、うんっ」

わたしが手に取ったのは、イルカの形をしたマスコット。

キーホルダーになっていて、白と青色の色違い。
見つけた時、お揃いいいなって思ったけど、言い出せずにいたんだ。

「こ、これなら、バッグとかにつけたり出来るし……離れていても、繋がってるって感じがするしっ……いいかな、って思うんだけど……」

どんどん声が小さくなる。


ダメ、かな……。

そんなわたしの不安を消すように、凪翔くんは微笑んだ。