恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

凪翔くんがスマホをスタッフさんに渡し、わたしの手を引っ張るとイルカやクラゲのイラストが書かれている壁の前に立った。

「撮りますよ〜! 三、二、一」


ポーズを取ろうとした、その瞬間。

──ぎゅっと、後ろから凪翔くんに抱きしめられた。


え……っ!?

驚いてる間に、シャッターは切られてしまう。

ぜ、絶対今わたし、変な顔してた……!