「……水族館でまた、会えたら」

「あ……ですねっ」

わたしはぺこりと頭を下げてから、彼が言っていた方向へと早歩きをした。

えへへ……いい人、だったなっ。





あ……いた、凪翔くんだ!

大勢の人の中でも、特に目立っている顔立ちの整った男の子──大好きな人を見つけて、すごく安心した。