恋人は一日中、わたしを甘く溺愛したがる。

凪翔くんはわたしの手を引っ張り、人気のないところへ行くと立ち止まった。

外から魚が泳ぐ水槽が見えて綺麗な場所だけれど、目立たないところにあるからか、人はひとりもいない。


「あ、あの、な、凪翔くん?」

「つき」

──次の瞬間、ぐっと背中を引き寄せられ、自然と唇が重なった。

……っ、ぇ……。


心の準備ができてなかったわたしは、ドキドキする前に驚いて目を見開いてしまう。