「うん。月ちゃんみたいだ」

「え……?」

わたし、みたい……?

意味がわからなくて、わたしは首を傾げちゃう。

「ふふっ、なんでもないよ。あ、はーなびっ、そんな真剣に写真撮ってどーした? クリオネ、気に入った?」

「いや、美緒に送ったら喜ぶかなと思って……」


燈くんは笑うと、岬くんへ話しかけに行ってしまった。

ど、どういう意味だったんだろう……?