「はい、行こ〜月。本当はデートで来たんだからさ? 寂しい」
さ、寂しいって……かわいいっ……。
「う、うん……! 凪翔くん、行こっ」
握られた手を、恐る恐る握り返す。
「……何それ。かわいい」
「え?」
「ううん、なんでもない」
青いライトに照らされた凪翔くんの耳は、なぜか赤く見えたのだった。
さ、寂しいって……かわいいっ……。
「う、うん……! 凪翔くん、行こっ」
握られた手を、恐る恐る握り返す。
「……何それ。かわいい」
「え?」
「ううん、なんでもない」
青いライトに照らされた凪翔くんの耳は、なぜか赤く見えたのだった。

