偶然燈くんたちと遭遇して、六人で回ることになったわたしたち。

わたしはクリオネのいる水槽へ移動中、菜珠ちゃんと話していた。

「あ、菜珠ちゃんは小学六年生なんだ」

「はい! 月さんは中学一年生なんですよね? 先輩です……!」

「そ、そんな、先輩って柄じゃないよっ……!」


「月先輩っ」とキラキラした目で見られて、わたしはわたわたしちゃう。

でも、なんか仲良くなれたみたいで嬉しいな……!

学校では後輩って呼べる立場の子がいないから、わたしはなんだか頬が緩んじゃう。