「もちろん。菜珠さん、あとで連絡先交換できる?」

え、えっと、逆ハーってなんだっけ……?

わたしの親友、美緒ちゃんに送って喜ぶもの……?

頭に「?」を浮かべるわたし。


数秒固まってた凪翔くんたちは、岬くん──というよりは、岬くんのスマホへ手を伸ばした。

「待って華琵! 楓さんに送ったら絶対ネタにされるから!」

「岬、久しぶりに会ったと思ったら、性格悪くなってない……!?」

「まさか、性格悪くなってないですよ凪翔さん。気のせいでーす」