怪獣くんはいつまでも



まったく。どこか遠くへ行ってしまうのなら、一度くらい「大好き」と聞かせてくれてもよかったじゃないか。



薄情者、自己中、ばーか、音痴


波立つ心をなだめてくれるのは、イヤホンから流れる彼女の歌声で。



それが悔しくて、青空から目を逸らす。