「声も、瞳も、性格も ……ひとつ残らず大好き」 「……」 「大好きだよ、凪水」 やさしい声音に心の奥底をノックされる。 わたしが言いたくても言えない言葉を、海原くんが惜しみなく注いでいく。 『大好き』 喉で淘汰した感情が舌に溶ける。