「完璧じゃん、よくやった」 「ありがとうございます師匠」 最後のフレーズを歌い終え 余韻のただよう静かな空間が戻ってくる。 完璧だってさ! うれしい、お墨付き、100点! はじめこそ声は震えたけど、きちんと歌い切ることができた。 「え!わたし、歌詞間違えてなかったよね?」 「うん。綺麗だったよ」 「やったー!」 ずっとお世話になっていた歌詞カードをブンブン振り回す。 暴れるなと言われたけどこの喜びは止められない。 わたしったらやればできる子じゃないか!