海原くんはこの曲を"怪獣がお腹を壊した曲"だなんて説明してくれたけど、実際はどうなんだろう。
どうしたって寂しく感じてしまうのはおかしいのかな。
いっそ本当に、ただお腹を壊した怪獣さんを歌っている曲だったらこんな切なく思わないのにな。
ちらりと海原くんに視線をやると、海原くんもわたしを見ていた。
まるで大切なものを愛おしげに見つめるようなまなざし。
そこにはたしかな熱が浮いていて、ドキッとする。
ちょっと恥ずかしいけど、わたしはたしかに幸せだった。
これが幸福?
それなら一生終わらないでほしい。
ずっとずっと海原くんの音に寄り添っていたい。



