「じゃあ、顔が赤いのはなんなのかな」
頬を撫でられる。
最近すこし海原くんのスキンシップが増えた気がする。
「……えっと」
「具合、悪いのかよ」
「う…きょ、今日はちょっとだけ熱があるの。でもいつもより高めなだけだから気にしないで」
「看護師さーん」
「わわわっ、やめて!」
じたばたと慌てるわたしを見て、海原くんはイジワルに笑う。
なんて人だ!ぜったいからかってる!
「病気治すんなら
ちゃんと安静にしてないとな」
背中にまわされる海原くんの腕。
優しく支えてもらいながらベッドに体を沈めると、目の前の黒い学ランからふんわりと甘い香りがした。
海原くんの匂い、好きだなぁ。



