こういうことをサラッとしてくれる海原くんは、案外ロマンチスト。 「へへ、海原くんありがとう」 「えー、なに」 「わたしとの時間 大切に思ってくれてるんだね」 うれしくて頬がゆるんでいく。 このまま大好きも一緒に伝えようと口を開いたけど、おかしいな、声が出ないや。 喉になにかがつっかえてるみたい。 そのとき、手をぎゅっと握られた。