「海原くん、どんな歌声を聴かせてくれるの?」 「全米が泣くよーな極上の歌声さ。 さぁ、リクエストを募集しよう。凪水はなにが聴きたい?」 「えっとね、うーんと」 「相分かった」 「まだなにも言ってないよ!?」 イジワル海原くん。 歌う曲なんかとっくに決めていたらしく、身勝手なイントロが流れていく。 わたしは諦めて鑑賞者モードに切り替え。 全米が泣く歌声に耳を傾けた。