「凪水に問題」 「唐突だね」 「俺が用意した形の無いものとはなんでしょーか。3秒でお答えください」 「ええ!短いよ!えっと」 「時間切れ。 正解は、オレサマの歌声でした」 お、オレサマ…! はなから答えさせる気なんてなかったイジワルな海原くんは、愉しげに目を細めると、音色の雰囲気をガラリと変えた。 穏やかで、南から吹く温かい風を思わせるようなコード。