狂っているのは、

「屋上なんかに呼びだして、なんの用?」

あたし– –柏木梨沙はそう言って、目の前を人物を見た。

あたしたち以外にだれもいない放課後の屋上。

冷たい風が吹いたと同時に、千秋がプッと吹きだした。

「ふふっ…梨沙、アンタは今日で終わりだから。そんな態度でいられるのも、今のうちだよ?」

…はっ?

「なに、急に」

あたしはそう言って、目の前の人物– –クラスメイトの、村井千秋を見た。

「この子を連れてきたの。覚えてるでしょ?」

この子?

そう思った時、新たに屋上に入って来た人物がいた。