♡「 好きです 」
♣︎「 マジで? 」
♡ 「 、、ほんとですっ!// 」
♣︎ 「 嬉しいっ…! おれと、付き合って…? 」
♡ 「 !?// 」
♡ 「 よろしくお願いします…! 」
♡と♣︎は、笑い合った__________________...
《ここから、ニ年の月日が経った。》
#♡視点
♡ 「 ネェ、私のこと好き、、? 」
♣︎「 ...好きだよ 」
嘘。
だって見たもん。
♣︎ 「 … 」
いつも無口な彼が。
♣︎ ( すん )
いつのまにか冷たくなった彼が。
♣︎ 「 ねぇ*** 」
どんどん冷たくなっていく彼が。
+++ちゃんの前では、
笑い、喋る。
これから、私の脳内はノイズまみれ。
あー、好き好き好き好き。
この気持ちだけは、変わらないのになぁ、
今日も、脳の奥底に、嫌な記憶がこだまする。
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♦︎ 「 ネェっ!×××くん…! 」
♣︎ 「 なーあにっ? 」
その時見たんだ。+++ちゃんが、私の彼氏に触れたこと。
その時私は初めて"ドス黒い感情"を覚えた。
『彼は、あの子を好きなのだろうか。』
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この出来事があってから、彼への思いが加速した。
ああ、憎い憎い憎い。
彼女がいなくなってくればいいのに。
いいや、違う。
彼が消えてくれればいいのに。
いいや、違う。
きっと"ほんね"は。
私だけを見て欲しい。
触るのは、私だけがいい。
私はいつのまにかめんどくさい女になってしまったようだ。
𓏸𓈒𓅯𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓏸𓈒𓅯𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓏸𓈒𓅯
今日も私は彼に嘘を唱えさせる。
♡ 「 ねえ、私のこと好き? 」
♣︎ 「 うん、 」
♡ 「 私もすき。 」
にやっと、悲しい思いを堪えて。
♣︎ 「 珍しいじゃん 」
そんな彼の言葉には答えず、
♡ 「 もうさ、つらいんだよ。 」
♣︎ 「 は?なんかあった? 」
♡ 「 私と心中してくれない? 」
彼の目が見開かれた。
運命の時は、近づいてきている。


