文化祭の次の日の朝。
いつもはダラダラ寝ちゃうけど、今日はちゃんと起きた。
だってさ、宿でも野宿でもないから、ついついのんびりしちゃう。仕方ない。
でも今日はママに聞きたいことがあるから、さっさと起きてママと一緒に朝ごはんを食べる。
「エミリが早起きなんて珍しい……前世以来かしら?」
「だって宿だとお金かかるし、野宿だといつまでも寝てたら危ないもの。ママに聞きたいことがあるんだよ。……昨日、後夜祭でさ」
後夜祭と夏休みに見た黒いモヤの話をすると、ママは食事の手を止めた。
少し真顔で考えこんでから顔を上げる。
「それ、ルイくんとリオンくんとも話をしているのよね」
「うん。リオンは真野さんに相談してみるって」
「そう、ならいいわ。たぶん近い内にどうだったか報告があると思う」
「報告……?」
ママは朝ごはんを再開しながら頷いた。
「ええ。真野さん、その黒いモヤについて調べているから。元聖女であるあなたは嫌なものだと感じたのよね」
「う、うん。ルイも」
「そして元魔王であるリオンくんは懐かしいと感じた。そうであれば、真野さんの予想はたぶん当たっている」
どういうことだろう。
「真野さんがしょっちゅう家に顔を出してたのって、その話をしに来てたの?」
「いいえ、私とイチャイチャしに来てたの。あと息子たちの様子を教えにね」
「息子たち……?」
ママ、息子いたんだ!?
前世でも今世でも、ママは結婚してなかったはずだけど?
ていうか、シスターだったよね?
シスターって結婚したり出産していいんだっけ?
私の混乱を余所に、ママは「ごちそうさまでした」と手を合わせた。
「ええ。ルイとリオンね」
「……は?」
「言ってなかったかしら?」
なんにも、聞いてないです……。
ママはニコッと微笑んでから食器を片付けに行ってしまった。
ま、待って待って!!
いつもはダラダラ寝ちゃうけど、今日はちゃんと起きた。
だってさ、宿でも野宿でもないから、ついついのんびりしちゃう。仕方ない。
でも今日はママに聞きたいことがあるから、さっさと起きてママと一緒に朝ごはんを食べる。
「エミリが早起きなんて珍しい……前世以来かしら?」
「だって宿だとお金かかるし、野宿だといつまでも寝てたら危ないもの。ママに聞きたいことがあるんだよ。……昨日、後夜祭でさ」
後夜祭と夏休みに見た黒いモヤの話をすると、ママは食事の手を止めた。
少し真顔で考えこんでから顔を上げる。
「それ、ルイくんとリオンくんとも話をしているのよね」
「うん。リオンは真野さんに相談してみるって」
「そう、ならいいわ。たぶん近い内にどうだったか報告があると思う」
「報告……?」
ママは朝ごはんを再開しながら頷いた。
「ええ。真野さん、その黒いモヤについて調べているから。元聖女であるあなたは嫌なものだと感じたのよね」
「う、うん。ルイも」
「そして元魔王であるリオンくんは懐かしいと感じた。そうであれば、真野さんの予想はたぶん当たっている」
どういうことだろう。
「真野さんがしょっちゅう家に顔を出してたのって、その話をしに来てたの?」
「いいえ、私とイチャイチャしに来てたの。あと息子たちの様子を教えにね」
「息子たち……?」
ママ、息子いたんだ!?
前世でも今世でも、ママは結婚してなかったはずだけど?
ていうか、シスターだったよね?
シスターって結婚したり出産していいんだっけ?
私の混乱を余所に、ママは「ごちそうさまでした」と手を合わせた。
「ええ。ルイとリオンね」
「……は?」
「言ってなかったかしら?」
なんにも、聞いてないです……。
ママはニコッと微笑んでから食器を片付けに行ってしまった。
ま、待って待って!!



