「はい、次。これ、女子の衣装ね。どう思う? 男子諸君」
スクリーンに映し出されたのはタイトなスーツ? だった。
カジノのディーラーっぽい、細身なベストにネクタイ、スキニー。色は全部黒。
「いいと思う」
「リオン?」
「たしかに……見えないのに、俺には見える」
「ルイ? なにが??」
つられて男子がざわつく。
セクハラでは?ってどこからか聞こえたけど、似たような盛り上がり方を女子もした手前、大声で批判できない。
委員長、策士だなあ。
「俺の方で大体の役目と、当日までの準備を決めたから配るよ。変えたいとことか、難しそうなのがあったら言ってくれ。今なら全然変えられるから」
「委員長、そこまでしたんだ」
誰かが言った。
「うん、絶対に成功させよう。そんで俺の内申をよくするのに力を貸してほしい」
「委員長の、本音をなんにも隠さないとこ好きだよ」
「おう、俺も愛してる。プリント回った? 五分経ったら説明するから、ざっと目え通してね」
委員長の手際が良すぎて逆にザワついてる。
隣の席のユウキがニヤッと笑って顔を寄せてきた。
「学級委員の二人ね、夏休み前に付き合い始めたんだってさ」
「そうなんだ?」
「夏の間、文化祭の打ち合わせを理由にデートしてたって聞いたよ」
「なるほど……」
委員長と一緒にプリントを配っている女子を見る。
さらさらのストレートの黒髪が背中に流れ落ちていた。
委員長はヒョロっと背の高い、メガネの男子。
なるほど……いいなあ。
「青春じゃん」
「ねー、うらやましい」
ルイからプリントが回ってきたので受けと取った。
私は景品を用意する係で、当日は客引きだそうだ。
景品は何人かで手作りするらしい。
「百均で材料買ってきて手作り……できるかなあ」
「なんか幼稚園のお店やさんごっこみたいでかわいいね」
そう言うユウキに頷いた。
幼稚園がなんだか私にはピンとこなかったけど、プリスクール的なあれかな?
ルイとリオンはカジノの準備で、当日はディーラーらしい。
きっとかっこいいんだろうなあ。
ついニヤけてしまうのを止められなかった。
まんまと委員長に乗せられていた。
スクリーンに映し出されたのはタイトなスーツ? だった。
カジノのディーラーっぽい、細身なベストにネクタイ、スキニー。色は全部黒。
「いいと思う」
「リオン?」
「たしかに……見えないのに、俺には見える」
「ルイ? なにが??」
つられて男子がざわつく。
セクハラでは?ってどこからか聞こえたけど、似たような盛り上がり方を女子もした手前、大声で批判できない。
委員長、策士だなあ。
「俺の方で大体の役目と、当日までの準備を決めたから配るよ。変えたいとことか、難しそうなのがあったら言ってくれ。今なら全然変えられるから」
「委員長、そこまでしたんだ」
誰かが言った。
「うん、絶対に成功させよう。そんで俺の内申をよくするのに力を貸してほしい」
「委員長の、本音をなんにも隠さないとこ好きだよ」
「おう、俺も愛してる。プリント回った? 五分経ったら説明するから、ざっと目え通してね」
委員長の手際が良すぎて逆にザワついてる。
隣の席のユウキがニヤッと笑って顔を寄せてきた。
「学級委員の二人ね、夏休み前に付き合い始めたんだってさ」
「そうなんだ?」
「夏の間、文化祭の打ち合わせを理由にデートしてたって聞いたよ」
「なるほど……」
委員長と一緒にプリントを配っている女子を見る。
さらさらのストレートの黒髪が背中に流れ落ちていた。
委員長はヒョロっと背の高い、メガネの男子。
なるほど……いいなあ。
「青春じゃん」
「ねー、うらやましい」
ルイからプリントが回ってきたので受けと取った。
私は景品を用意する係で、当日は客引きだそうだ。
景品は何人かで手作りするらしい。
「百均で材料買ってきて手作り……できるかなあ」
「なんか幼稚園のお店やさんごっこみたいでかわいいね」
そう言うユウキに頷いた。
幼稚園がなんだか私にはピンとこなかったけど、プリスクール的なあれかな?
ルイとリオンはカジノの準備で、当日はディーラーらしい。
きっとかっこいいんだろうなあ。
ついニヤけてしまうのを止められなかった。
まんまと委員長に乗せられていた。



