五人で焼きそばとたこ焼きを食べて、まだ入ってないプールに向かった。
「俺、ウォータースライダー乗りたい」
「あんな野蛮なものに乗ったら僕は吐く。荷物番をしているから、行ってくるといい」
「いいの?」
リオンに聞くと、真顔で頷いた。
「ああ。勇者に譲るのはしゃくだが、エミリの背中に吐くわけにはいかないからな」
「そだね……」
「よっしゃ、行こうぜエミリ!」
満面の笑みで私の手を引くルイに連れられて、ウォータースライダーに向かう。
……近づいたら、結構な高さだった。
「ペネロペ山じゃん」
「んー、キルケ谷くらいじゃない?」
アイリと二人で並んで見上げた。
高いし、怖い。
「そんなにねえよ。たかが人間のアトラクションだろ?」
火渡くんの感想が完全に人外だ。
誰か今は彼も人間だと教えてあげてほしいけど、肝心のアイリは、
「円は頼もしいねえ」
とメロメロしてる。
……まあ、いいか。
ルイは相変わらずニコニコして私の手を引っ張った。
「行こうぜ」
「怖いよ」
「大丈夫だって。勇者様がついてるんだぜ?」
「そうだけどさあ」
階段で最上階まで上がった。
高さが二十五メートルもあるらしい。無理、高い、怖い。
「ひえ……」
「エミリ、前乗れよ」
ルイに勧められて二人乗りの浮き輪の前に乗った。
手すりを掴んだら、後ろからルイに抱きしめられた。
「ちょ、近いって」
「こんなもんだろ。俺、これ以上後に行けねえし」
耳元で話されてゾワっとする。
背中にルイがピッタリくっついてて、熱い。
太い腕がお腹に回された。
「……っ」
「エミリ、あんまエロい声出さないで」
「だ、出してないし! 何言ってんのバカ!!」
「無意識かよ。質悪い。まあいいや、行くぞ」
「えっ……ひわっ!?」
ルイが水を蹴って、浮き輪が滑り出した。
ヤバい、早い、待って、なんにも見えない……!
「ひゃーっ」
あっという間に滑り落ちて、浮き輪から放り出された。
「おい、エミリ!?」
「ぶへ……鼻にも耳にも水入った……」
「ひどい顔じゃん」
「ひどい目にあったんだもん……」
ヨレヨレしながらプールサイドに上がると、アイリと火渡くんも落ちてきた。
二人は笑いながら上がってくる。
「楽しかったから、もう一回行ってくるね」
「マジで? 元気だね」
「アイリ、あっちにもう一段高いのがある」
「さすがに高いな……いや、でも行く!! エミリと勇者は?」
私は首を横に振り、ルイは悩んだ末に一回だけ滑ってくると言って、アイリと火渡くんに着いていった。
「元気すぎるでしょ」
私はリオンのところに戻って、休憩させてもらうことにした。
「俺、ウォータースライダー乗りたい」
「あんな野蛮なものに乗ったら僕は吐く。荷物番をしているから、行ってくるといい」
「いいの?」
リオンに聞くと、真顔で頷いた。
「ああ。勇者に譲るのはしゃくだが、エミリの背中に吐くわけにはいかないからな」
「そだね……」
「よっしゃ、行こうぜエミリ!」
満面の笑みで私の手を引くルイに連れられて、ウォータースライダーに向かう。
……近づいたら、結構な高さだった。
「ペネロペ山じゃん」
「んー、キルケ谷くらいじゃない?」
アイリと二人で並んで見上げた。
高いし、怖い。
「そんなにねえよ。たかが人間のアトラクションだろ?」
火渡くんの感想が完全に人外だ。
誰か今は彼も人間だと教えてあげてほしいけど、肝心のアイリは、
「円は頼もしいねえ」
とメロメロしてる。
……まあ、いいか。
ルイは相変わらずニコニコして私の手を引っ張った。
「行こうぜ」
「怖いよ」
「大丈夫だって。勇者様がついてるんだぜ?」
「そうだけどさあ」
階段で最上階まで上がった。
高さが二十五メートルもあるらしい。無理、高い、怖い。
「ひえ……」
「エミリ、前乗れよ」
ルイに勧められて二人乗りの浮き輪の前に乗った。
手すりを掴んだら、後ろからルイに抱きしめられた。
「ちょ、近いって」
「こんなもんだろ。俺、これ以上後に行けねえし」
耳元で話されてゾワっとする。
背中にルイがピッタリくっついてて、熱い。
太い腕がお腹に回された。
「……っ」
「エミリ、あんまエロい声出さないで」
「だ、出してないし! 何言ってんのバカ!!」
「無意識かよ。質悪い。まあいいや、行くぞ」
「えっ……ひわっ!?」
ルイが水を蹴って、浮き輪が滑り出した。
ヤバい、早い、待って、なんにも見えない……!
「ひゃーっ」
あっという間に滑り落ちて、浮き輪から放り出された。
「おい、エミリ!?」
「ぶへ……鼻にも耳にも水入った……」
「ひどい顔じゃん」
「ひどい目にあったんだもん……」
ヨレヨレしながらプールサイドに上がると、アイリと火渡くんも落ちてきた。
二人は笑いながら上がってくる。
「楽しかったから、もう一回行ってくるね」
「マジで? 元気だね」
「アイリ、あっちにもう一段高いのがある」
「さすがに高いな……いや、でも行く!! エミリと勇者は?」
私は首を横に振り、ルイは悩んだ末に一回だけ滑ってくると言って、アイリと火渡くんに着いていった。
「元気すぎるでしょ」
私はリオンのところに戻って、休憩させてもらうことにした。



