試験が全部返ってきたから、放課後の教室で試験結果を確認する。
一位は……私!
「僅差だが、エミリの方が合計点が上だな」
「頑張りました!」
「でもデートはするんだろ?」
「うん。せっかくの夏休みだし、三人でたくさん遊ぼうね」
「三人でかあ」
ルイは苦笑いしながら試験用紙を片付けた。
私はそれを聞き流して口を開いた。
「そういえばさ、ルイの大会の日程教えてよ」
「あー、すぐだよ。来週から」
「ほんとにすぐじゃん」
三人でスマホのカレンダーを出して予定を確認する。
といっても私は大した予定なんてない。
リリアママが町内会の用事でいない日や、ユウキとアコと遊びに行く約束くらいだ。
「あとね、お祭り行きたい」
「いつだっけ」
「たしか……」
そうやっていくつか予定を立て終えたら、リオンがぱっと顔を上げた。
「二人とも、宿題を忘れずにな」
「……忘れてた」
「そんなん最後一週間でやればいいだろ」
「これだから馬鹿勇者は」
「うるせーな、むっつり魔王」
言い合いを始めた二人を放っておいて宿題の一覧を取り出す。
……けっこうある。
全部終わるのかなあ。
「毎日きちんとやれば終わる。計画を立ててしっかりやればな」
「そうだけどさあ。読書感想文の本、借りていこうかな」
「じゃあ、移動するか」
三人で並んで図書室に向かった。
廊下の窓は開いていて、湿った風が吹き込んでいて、なんていうか、たまらなく夏だった。
一位は……私!
「僅差だが、エミリの方が合計点が上だな」
「頑張りました!」
「でもデートはするんだろ?」
「うん。せっかくの夏休みだし、三人でたくさん遊ぼうね」
「三人でかあ」
ルイは苦笑いしながら試験用紙を片付けた。
私はそれを聞き流して口を開いた。
「そういえばさ、ルイの大会の日程教えてよ」
「あー、すぐだよ。来週から」
「ほんとにすぐじゃん」
三人でスマホのカレンダーを出して予定を確認する。
といっても私は大した予定なんてない。
リリアママが町内会の用事でいない日や、ユウキとアコと遊びに行く約束くらいだ。
「あとね、お祭り行きたい」
「いつだっけ」
「たしか……」
そうやっていくつか予定を立て終えたら、リオンがぱっと顔を上げた。
「二人とも、宿題を忘れずにな」
「……忘れてた」
「そんなん最後一週間でやればいいだろ」
「これだから馬鹿勇者は」
「うるせーな、むっつり魔王」
言い合いを始めた二人を放っておいて宿題の一覧を取り出す。
……けっこうある。
全部終わるのかなあ。
「毎日きちんとやれば終わる。計画を立ててしっかりやればな」
「そうだけどさあ。読書感想文の本、借りていこうかな」
「じゃあ、移動するか」
三人で並んで図書室に向かった。
廊下の窓は開いていて、湿った風が吹き込んでいて、なんていうか、たまらなく夏だった。



