期末試験が半分くらい返ってきたから、放課後にルイとリオンと三人で教室で見直しをしていた。
リオンはいつもどおり。
ルイはぐったりしている。
「ルイ、大丈夫?」
「だめ。慰めて」
「放っておけ。水をかけて日に当てておけば回復するだろう」
「俺は雑草かよ!」
むくれるルイにちょっと笑いながら、私も自分の結果を見直す。
悪くない。
予想よりもだいぶいい。
問題は、リオンの方がもっといいことだけど。
「エミリは、僕とどこに行きたい?」
「まだデートするって決まってないじゃん」
「そうだ、そうだ! このあと俺が逆転するかもしれねーだろ」
「するのか?」
「したい……」
淡々と言い返されて、ルイは唇を尖らせる。
私は少し迷ってから口を開いた。
「あのね、夏祭り行きたいな」
「僕と?」
「ううん。三人で」
そう言うと、ルイとリオンが目を丸くして顔を見合わせた。
だから、二人が何か言い出す前に続ける。
「あとね、海とか山とか、行きたいところいろいろあるの。海なんて前世で魔獣退治に行ったっきりだし、山も似たようなものでしょ」
「そうだな」
リオンが苦笑して頷いた。
「僕も海は海の魔獣に挨拶に行ったくらいだし、山は山の魔獣が山賊に襲われていたから助けに入ったくらいだ」
「ウケる。ま、俺もそうだけど。んじゃー、試験が全部返ってきたら、どこに行くか決めるか。あ、俺は部活の試合あるから応援来いよ」
「わかった。行くよ」
頷いたらルイが嬉しそうに笑って、私は前世からその顔が好きだったと気付いた。
「リオンも一緒に行こうよ」
そう言うと、二人が同時に嫌そうな顔になる。
思わず吹き出した。
「あはは、二人も、三人で行きたいところ考えておいて」
「……わかった」
「しゃーねー聖女様だな。任せとけ。めちゃくちゃ楽しませてやるよ」
「楽しみにしてる」
最初からこうしておけばよかったと、少しだけ反省した。
“最初”がどこなのか、今となってはわからないけど。
リオンはいつもどおり。
ルイはぐったりしている。
「ルイ、大丈夫?」
「だめ。慰めて」
「放っておけ。水をかけて日に当てておけば回復するだろう」
「俺は雑草かよ!」
むくれるルイにちょっと笑いながら、私も自分の結果を見直す。
悪くない。
予想よりもだいぶいい。
問題は、リオンの方がもっといいことだけど。
「エミリは、僕とどこに行きたい?」
「まだデートするって決まってないじゃん」
「そうだ、そうだ! このあと俺が逆転するかもしれねーだろ」
「するのか?」
「したい……」
淡々と言い返されて、ルイは唇を尖らせる。
私は少し迷ってから口を開いた。
「あのね、夏祭り行きたいな」
「僕と?」
「ううん。三人で」
そう言うと、ルイとリオンが目を丸くして顔を見合わせた。
だから、二人が何か言い出す前に続ける。
「あとね、海とか山とか、行きたいところいろいろあるの。海なんて前世で魔獣退治に行ったっきりだし、山も似たようなものでしょ」
「そうだな」
リオンが苦笑して頷いた。
「僕も海は海の魔獣に挨拶に行ったくらいだし、山は山の魔獣が山賊に襲われていたから助けに入ったくらいだ」
「ウケる。ま、俺もそうだけど。んじゃー、試験が全部返ってきたら、どこに行くか決めるか。あ、俺は部活の試合あるから応援来いよ」
「わかった。行くよ」
頷いたらルイが嬉しそうに笑って、私は前世からその顔が好きだったと気付いた。
「リオンも一緒に行こうよ」
そう言うと、二人が同時に嫌そうな顔になる。
思わず吹き出した。
「あはは、二人も、三人で行きたいところ考えておいて」
「……わかった」
「しゃーねー聖女様だな。任せとけ。めちゃくちゃ楽しませてやるよ」
「楽しみにしてる」
最初からこうしておけばよかったと、少しだけ反省した。
“最初”がどこなのか、今となってはわからないけど。



