転生聖女〜現代日本に転生したら、勇者と魔王も同じクラスだったのでクラス替えお願いします

 そんなこんなで、試験の日になった。

 どうだろう。たぶん、大丈夫だと思うんだけどなあ。


「エミリ、どうだった?」


 回答用紙を前に回すと、ユウキが疲れた顔で振り返った。

 たぶん私も同じような顔をしてると思う。


「わかんない。たぶん、大丈夫。だといいな……」

「まだ一時間目じゃん」


 隣の席でアコが笑った。


「そうだけどさあ。これがあと三日続くのかと思うと、うんざりしちゃう」

「ねー。赤点あると夏休み中は補習だしね」

「もしエミリが補習になったら、僕が隣でみっちり教えるから安心するといい」

「なんにも安心できない」


 うだうだ言いながら廊下に出た。

 試験中は教室内にカバンの持ち込みが禁止だから、休み時間ごとに廊下に出て、次の試験に備えないといけない。


 そんな感じで午前中いっぱい、試験を受けた。

 採点があるから午後は休みだ。

 アコとユウキはカラオケに行き(BGM流しつつ勉強するらしい)、私はルイとリオンと三人でメックで昼を食べてから、近くの図書館の自習室に向かう。


「エミリ、試験はどうだった?」

「ダメってことはないと思う。ルイは? ダメだった?」

「なんでダメな前提なんだよ。そこそこできたと思うんだよな」


 そこそこ自信ありそうにルイが笑った。

 むう……。


「僕には聞いてくれないのか?」

「リオンがダメなこととかある?」

「それはもちろん。だがまあ、今回のテストは、そう悪くなかったな」

「そう言うと思ったから聞かなかったの!」


 そう言うと、二人が左右からニコッと私を覗き込んだ。


「デートしたい場所を考えておいてくれ」

「エミリとなら、どこだっていいけどさ。せっかくだし、現世でしか楽しめないとこがいいな」

「しないよ!」


 否定しても二人はニヤニヤしたままだ。

 ムカつく!

 絶対この二人よりいい点取ってやる……!!