それから毎日、あたしたちは連絡を取り合った。 あたしの高校は厳しくて、携帯は禁止。 見つかれば最低1週間の没収に親召喚。 クラスのほとんどは、絶対に携帯を触ろうとしなかった。 その日までは、あたしも。 だけど、その日からは逆に携帯を触らない時間がない。 授業中だって関係ない。 和樹と繋がっていたい。 その想いだけだった。