超人気美少女芸能人は、強烈ファンたちに溺愛される

うちはシングルマザーだった。

お父さんはわたしが生まれるときに病気でなくなったらしい。


お母さんは、元モデル。

その仕事が好きだったみたいで、仕事のときはいつも笑顔だったのを覚えている。


でも、私が大きくなり、事務所にスカウトされてからは、仕事をやめ、わたしのサポートに専念してくれた。

優しいお母さんが、大好きだったのに⋯


私のせいで⋯

私のせいで!

死んじゃったんだ。




もう、どうすればいいのかもわからない。

毒を飲ませた犯人は、捕まって、懲役も罰金もたくさん。


でも、それで悲しみが消えるわけじゃないから⋯

自己嫌悪の永遠ループで毎日が嫌になりつつあったとき。

私に光が差し込んだ。

「リノ。昔通っていた、秋華学園に戻らないか?」 

マネージャーが連絡してきたのだ。

秋華学園

世界的にも有名な学校。

幼稚園から大学まであって、芸能人の卵たちが通っている。

有名人の卒業生全国1位のエリート校だ。

わたしも、幼稚園から小学4年生くらいまでは通っていた。

でも、仕事が大変で一回抜けたことを覚えている。

すごく楽しかったよなぁ⋯


もう一回行ってみたら、新しい発見が、あるかも?







よーし。

うじうじしててもしかたないし。

青春、味わおうじゃないか。