超人気美少女芸能人は、強烈ファンたちに溺愛される

目が覚めたときには、白いベッドのうえだった。

え、ここってどこ?



病院かぁ

で、たしか⋯⋯⋯

そうだ、

お母さん!

「す、すいませーん!!」

というと、ドアから看護師さんが入ってきた。

「目が覚めたんですね!よかったです!」

「ありがとうございます。」

「お母さんですけど⋯」

看護師さんは悲しそうな顔をした。

嫌な予感がする⋯

「少し歩けますか?」

「はい⋯」


歩いて案内されたのは、他の病室だった。

開けると⋯





白い顔で、体にたくさんのチューブが付いているお母さんがいた。

きれいだった顔が、もうやつれている。


「お母さん⋯」

もう覚悟はしていたのかもしれない。

しずかに涙が流れるだけだった。

「リノ!大丈夫か?」

「マネージャー⋯」

「一旦、芸能界は引退しよう」



「はい⋯」


これで、わたしの芸能界生活は、終わった。