ということは、私が今朝見えたものたちは……?



「っ、くそ……ここまでバレたのかよ」

「え?」



霧島くんが「ちっ」と舌打ちをしたあとに、私を抱えて、保健室から飛び下りた。

えぇっ!?

ここ、三階だよ!?怪我しないの……!?



「ごめん、ちょっと驚くかもだけど、我慢しといて」



ちょっとどころじゃないってぇ〜!!!

悲鳴をあげたいところだったけれど、本能的にここは霧島くんに従った方がいいと判断し、沈黙を貫いた。

___トンッ。

や、やっと地面っ……。



「驚かせてごめん。……お嬢、後ろに下がってて」