碧くん、助けてください!1

「おはよう、ひか___」



光莉、と言いきる前に私の口は固まってしまった。

光莉、後ろにいっぱいくっついてるよ……!?

気付いて!……と叫びたいところではあるけれど、光莉には見えてなさそうだし……。

もしかして、見えているのは私だけ?

一応、何度も目を擦ってみたけれど……完全に気のせいでは無いことが証明されただけだった。



「ごめんね、桃ちゃん。今日、陽葵の具合が悪くて……。面倒みるから、早退するんだ。また今度遊ぶでもいいかな……?」



陽葵っていうのは、光莉の妹。ちなみに、まだ6歳の女の子。

陽葵ちゃんは病弱で、よく風邪を引いちゃうんだ。

両親が共働きの光莉は、いつも陽葵ちゃんの看病をしているの。

立派なお姉さんだよね。