霧島くんが謎の言葉を発すると、また生き物は奇声を発した。

そして、生き物がいた場所は光で包まれ、いつの間にか生き物は消えていた。

今……何が起こったの?

私がぽかーんとしていると、霧島くんが私の方へ駆け寄ってきた。



「お嬢、怪我は無い?」

「え?あ、うん……」

「良かった。……お嬢に話さなくちゃいけないことがあるんだけど、いい?」

「う、うん。大丈夫だよ……?」

話さなくちゃいけないことって、なんだろう……。