──周囲のざわめき。 「今の見た?」 「結城が1年の子、庇ってた!」 小さな驚きと興奮が混じった声が、耳に入ってくる。 振り向けない。目も合わせられない。 私は俯いたまま、耳だけがじわじわと熱を帯びていった。 ⸻