君のとなりで、恋をする

──ざわめきが戻ってくる。


「今の、見た?」

「結城先輩、頭ポン……!」


部員たちの視線が一斉に集まり、空気がざわざわと波立った。

誰かの小さな悲鳴みたいな声や、押し殺した笑い声が、やけに耳に残る。


「ちょ……やば……」


近くにいた莉子が、ぽつりと漏らす。