雪蘭の安堵の寝顔を確かめた後、
凌暁は冷たい決意を固める。
「護符を渡したのは蓮音だ……奴の本当の狙いを、必ず暴く。」

こうして宮廷での騒動は一段落したものの、
霜華国の敵対勢力が未だ動き出す兆しを見せている。
凌暁は大臣たちと相談し、
蓮音の行動を追跡するための準備を始めた。

● 天啓との連絡ルートを洗い直す
● 蓮音の護符を分析し、その効果と呪詛の正体を確認
● 霜華国内の反・凌暁派に警戒を促し、雪蘭の安全を最優先

雪蘭は少し回復したとはいえ、
まだ完全ではない。
凌暁は手を握り、そっと囁く。
「雪蘭、俺がそばにいる。行くぞ、蓮音を追うために――俺たち二人で。」

雪蘭はうなずき、頬を染めながら微笑む。
「はい、凌暁様……どこまでもご一緒します。」

こうして、凌暁と雪蘭の新たな戦い――
蓮音と璃月の陰謀に立ち向かう旅路が幕を開けた。