◆雲蒼国(うんそうこく) ――青龍の裁き
突如として空が暗くなり、滝のような豪雨が降った。
国土を横断する大河が決壊し、洪水が王都に迫る。
数多の街が水に沈んだ。
◆嵐凰国(らんおうこく) ――白虎の裁き
突風が吹き荒れ、巨大な竜巻が同時多発。
王都はほぼ壊滅、王宮は瓦礫と化した。
◆炎蓮国(えんれんこく) ――朱雀の裁き
乾いた風が吹いたかと思えば、
原因不明の山火事が発生。
炎はまるで意思を持つように広がり、
王宮を丸ごと焼き尽くした。
霜華国に攻め込んだ三国に突然起こった
不可解な天変地異。
これらはいずれも同じ結論に達した。
「霜華国の麒麟に背いたため、幻獣の怒りを買ったのだ。」
幻獣への恐怖と敬意が入り混じった各国は、
次々に使節団を派遣し、
霜華国に 同盟・追従 を申し出た。
凌暁はこの機を逃さなかった。
「我らは幻獣の力を誇る国ではない。ただ、正しき道を求める国だ。ならば共に――神殿再建のため、力を貸してほしい。」
寄付は雪のように集まった。
そして、霜華国の威信は
過去最高に高まっていく。
突如として空が暗くなり、滝のような豪雨が降った。
国土を横断する大河が決壊し、洪水が王都に迫る。
数多の街が水に沈んだ。
◆嵐凰国(らんおうこく) ――白虎の裁き
突風が吹き荒れ、巨大な竜巻が同時多発。
王都はほぼ壊滅、王宮は瓦礫と化した。
◆炎蓮国(えんれんこく) ――朱雀の裁き
乾いた風が吹いたかと思えば、
原因不明の山火事が発生。
炎はまるで意思を持つように広がり、
王宮を丸ごと焼き尽くした。
霜華国に攻め込んだ三国に突然起こった
不可解な天変地異。
これらはいずれも同じ結論に達した。
「霜華国の麒麟に背いたため、幻獣の怒りを買ったのだ。」
幻獣への恐怖と敬意が入り混じった各国は、
次々に使節団を派遣し、
霜華国に 同盟・追従 を申し出た。
凌暁はこの機を逃さなかった。
「我らは幻獣の力を誇る国ではない。ただ、正しき道を求める国だ。ならば共に――神殿再建のため、力を貸してほしい。」
寄付は雪のように集まった。
そして、霜華国の威信は
過去最高に高まっていく。



