旧校舎のあの子

実はあの旧校舎には、まだそこで勉強している子がいるんです。
自分がすでに中学生ではないことを知らないまま、毎日登校してきて毎日教室へ行き、そして勉強をしているです。

そのためこの旧校舎では視線を感じるとか、人影をみたという噂が後を絶ちません。
また、先生たちもその生徒が今も勉強をしにきていることを知っているからこそ、旧校舎を壊さないでいるんだと思います。
あの子が自分がもう中学生ではないと気が付いたとき、ようやく取り壊しができるんです。
その日がくるかどうかは、僕にもわかりません》

《第三話 ミっちゃん
ミっちゃんはね(その後、判別不能)》