旧校舎のあの子

それを飲んだミツエちゃんは徐々に顔色が悪くなり、トイレに駆けこんで何度も吐いていました。
きっと、あの粉が原因です。
それから目の前の光景がミツエちゃんの部屋に戻ったとき、目の前に立つミツエちゃんが泣いていることに気が付きました。
学校に行きたい。

家族に会いたい。
ずっとずっと寂しかった。
僕女の子になるから。
可愛い可愛いお姫様になるから。

だから愛して。
それは心の中にズシリと響いてくる声でした。
ミツエちゃんはお母さんから虐待を受けて、それが原因で入退院を繰り返していたのです。
入院したミツエちゃんに会いに来る人はほとんどいなかったのでしょう。