学校からの帰り道のことです。
大きな公園を通り過ぎて丁字路を右へ曲がった時、該当の下に初老の男性が立っていました。
白髪交じりでお腹が突き出たその人は近所のYさんという男性です。

Yさんは現在56歳で、商店街の一角を借りて古本屋を営んでいます。
同い年の奥さんは家でピアノを教えていて、私の家まで生徒さんがピアンの演奏する音が聞こえてきています。

毎週火曜日をお休みにしているようで、それに合わせてYさんも古本屋の休業日を火曜日にしているようです。
ふたりが仲睦まじく散歩している姿は、これまで度たび目撃していました。
「Yさん、こんにちは」