まだ恋生は変声期を迎えておらず、ちょうどよかったのです。恋生は、存国理生となり、ボーイッシュな女の子になりきった。わたくしは緑の帽子。そうでもしないと、わたくしたちはあまりに似ており、大人からすると困ったことになります。下手に、わたくしたちの関係が露見してもよろしくはない。ですので、わたくしは眼鏡をかけましたの。女の子であれば、髪型を変えれば多少は雰囲気は変わりますけども、男の子がまさかスカートを履くわけにはいきますまい。わたくしたちの試みを成功させるために、恋生は生まれて初めてスカートを履き、まつげをビューラーであげて、それはそれは。美しい女の子へと変身しましたの。わたくしよりもずっとずっと、恋生は女であることが似合いで、いっそこのまま、入れ替わってしまえたらと考えてしまったくらいですの。



