花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~

 だから、……わたしはね……。

「そういや、最後に花の生理来たのいつだっけ。……あれ、……ってまさか――」

 答えに辿り着いたあなたを見て笑った。

「ぬか喜びさせたら悪いなと思って午後半休取って確かめたの。……これがエコー写真」

 目を見開き、わたしの差し出した写真に見入るあなたの瞳を一生忘れたくはないよ。

 思い出せないことに泣いた夜もあった。

 ひとりで苦しんだ夜を重ねた。……けど。

 どんなときも、あなたは寄り添ってくれていたんだね。あの頃からずっと……。

「わたしね。あなたと出会えてとっても幸せ。……だからね、笑顔でもっともっと、幸せを増やしていきたい……」

「花……」綺麗な涙があなたの頬を伝う。

 もう、夕食どころの騒ぎではない。

 立ち上がり、感動を分かち合う。ずっとずっと、言いたくてたまらなかった。

「花ってば。水臭いなぁ。黙って病院に行くなんて。んもう」わたしの口癖が移ったあなたは、「これからは、全部全部僕様に言いなよ? つわりが辛い、白いご飯が駄目、酸っぱいものが欲しいとかなんだって……ぼくに言うんだよ?」