花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~

 なので週三回出社する。出社するとしたでちゃんとメンバーと顔を合わせて話したり、雑談なんかも出来てかえってリラックス出来る。オフィスには緑が豊かであり、その意味でも癒される。カウンター席には花が飾られていたりと、インテリアにおいてもこだわりのあるオフィスだ。

 ビデオ会議を開くには専用のブースがあるが、今回はカウンター席でワイヤレスイヤホンをしてささっと済ませた。勿論守秘義務のある会話は専用のブースで行う。

 周りを見回して、テーブル席にチームメンバーを見かけたので一度挨拶に行く。「川本《かわもと》さん。おはようございます。その後体調いかがですか?」

 川本さんは感染して初の出社だ。体調はどうなのか気になるところである。まだマスクをしている川本さんは、

「ありがとうございます。もう、だいぶよくなりました」

「味覚や嗅覚は大丈夫ですか? 私、かかったことがないので分からなくて……」

「ああ、もう、全然大丈夫。喉が痛かったり体調が悪かったりする程度で」

 私はちょっと笑った。「……それ、かなり辛いじゃないですか。大変でしたね……」