花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~

「……来週から?」

 書類選考面接なんて糞くらえ。

「そう。来週から、九時十七時までで働くの。ちゃんと雇用契約も結んだし、面接受けた感じも印象がよかったから多分大丈夫」

 なにか言いたそうな表情には無視を貫く。

 マキノさんの作ってくれた美味しい肉じゃがを食べて、知らなかったふりを貫くんだ。

「……花の決めたことなら信じるよ。話聞いたり、たまにはご飯作ったり、花のサポートも出来るように僕は努力をするから。安心して」

 マキノさんはわたしがいるとちょっとやりにくそうだったからちょうどいい。うん。これでいい。

 派遣会社の手腕は見事だった。

 いままでの中途採用の面接と違って派遣会社の営業担当者はわたしのことを褒めたたえてくれて、すぐに見つかりますよといって紹介してくださった企業様と翌日には面談をし、早速来週から働くことが決まった。

 書類選考面接の通らない日本〇ね。

 わたしを落とした企業どもに、復讐をしてやる。ちゃんとわたし、社会の歯車になれる。まだ若いし努力もしてきたんだから、それが実るって信じている。

 だから、……あなたにも信じて欲しいのに。